電話代削減をするにあたってのメリットは?
企業にとって電話代削減は大きなコストカットのメリットがあります。
電話代は知らず知らずのうちに無駄が発生している場合もあるので、契約を見直すことで大きなコストカットにつながる場合もあります。
法人にとって本当に有効な削減策とはどんなものでしょうか。
繰り上がりの料金課金はもはや企業の敵
企業で通話料を削減しようとした場合、無駄な電話は避ける、早く切り上げるといった一人ひとりの努力に訴えかける対策が多く見られます。
とは言っても、私用電話や関係のないおしゃべりをしているなら別として、電話も大事な仕事のうちです。
いくら切り上げろと言われても、先方に失礼にあたるような切り方はできませんし、努力範囲は限られてしまいますよね。
例えば法人で通話料がかさむと言えば、どうしても避けられないのがコールセンターです。
顧客対応をすればするだけ料金を支払う必要がありますし、相手は顧客ですから、失礼な対応は大きな企業損失になりかねません。
ここだけは削減は無理だと考える経営者も多いかもしれませんが、実は厳密に言うと電話料金は利用した時間の料金ではないことが多いです。
その理由は料金計算の方法で、1分もしくは3分単位となっている場合、通話していない分まで料金を支払うケースになっている事がほとんどです。
つまり、1秒でもオーバーしたら1分もしくは3分の課金が一気に発生するので、この繰上りは大問題です。
些細な金額と甘く見ていると、端数分だけでバカにならない無駄な通話料を支払うことにもなり得ますので、真面目に考え直したい点です。
秒単位で課金されるサービスもある
通話時間の繰り上がり計算は、致し方ない事とあきらめてしまうのは早計です。
コールセンターなどを運営しているならもちろんのこと、法人が使用する回線は、実際に使った時間のみを秒課金するサービスがお勧めです。
秒課金はその名の通り、1秒単位で課金が発生するシステムです。
営業の通話では1分以内で終わるケースも多いため、短いなら短い秒数のみで計算されることで、大幅なコストカットが実現します。
中には定額で通話し放題の契約を採用している企業もあるかもしれませんが、実際にどちらが得かは使い方によって大幅に変わるでしょう。
確かに1本1本が長時間通話になる事が分かっているなら、時間無制限のほうが結果的にコスト安になるでしょう。
でも、かけてすぐに切れるような通話なら、無制限の契約ではかえって割高になっている可能性も捨てきれません。
一定期間調査をする必要はありますが、1本1本通話時間を調べて、定額割れをしていないかチェックするのは有効なコストカット術です。
法人にとっては無駄な経費ほど悪はありませんから、シビアに切り詰めるのは非常に正しい経営判断と言えます。
通話料金削減とフリーコールの効率化も同時に実現
特にフリーコールのサービスを行っている企業なら、通話料金削減サービスと0120などのフリーコール料金を安くするサービスの併用がお勧めです。
カスタマーサービスを充実させることは企業評価を上げる重要な戦略ですが、それでフリーコールのコストが高くなりすぎてはやはり問題です。
通常はフリーコールで料金割引を受けられるサービスは少ないのですが、秒課金などとの併用も盛り込んでいるものもあります。
1日100件を超えるようなフリーサービスを行っているなら、業務改善も含めて見直しをかけると良いでしょう。
オペレーターの品質もアップできるオプションなら一石二鳥です。
〇まとめ
法人が通話料や通信料を契約から見直すと、想像以上に大きなコストカットが実現できる場合もあります。
特にカスタマーサービスなどコールセンターなどを運営している会社なら、繰り上げ課金ではなく秒課金にすることで、大幅にコスト削減できる場合もあるでしょう。